キャリアモデル 総合職の先輩のキャリア

ゆうちょ銀行

金融法人営業部 地方創生ファイナンス室
2010年入社

大塚 大

Dai Otsuka

大塚は様々な視点からゆうちょ銀行という会社を見てきた。
2010年の入社以来、
本社、エリア本部、直営店で勤務した経験を生かし、
現在は地方創生ファイナンス室でマネジャーを務めている。

本社勤務で見えてきた、
ゆうちょ銀行で働くうえで
必要なこと

2年の現場経験を終えて配属された経営企画部。
全国の店舗などに配分する予算(物件費)を管理するという
重責を担ったが、上司は若い大塚に
「もっと現場を知ること」の重要性を伝えた。

予算策定の仕事に取り組んだ若手時代

大学時代は言語のルーツなどについて学ぶとともに、バドミントン部の主将を務めるなど充実した生活を送った大塚。就職活動中は、業界を絞らず幅広く受けたという。
「ただし、やみくもに受けたのではなく、世の中を動かす大きな仕事に関わりたいという思いが実現できそうな会社を受けていました」
「世の中を動かす大きな仕事」という意味では、ゆうちょ銀行は申し分ない就職先だった。加えて民営化直後の様々なことにチャレンジできそうな点にも強く惹かれ、2010年に入社する。1年目は店舗で窓口や資金の管理業務を務め、2年目はエリア本部の人事で、エリア基幹職の社員研修や内定者のフォローなどを行った。2つの現場での仕事を経て本社へ。最初に担当したのは、コーポレートスタッフ部門経営企画部での物件費担当という仕事だった。
「予算を策定する仕事です。経費には大きく物件費と人件費がありますが、物件費の対象範囲は広く、『人件費以外のすべて』といったイメージ。本社の各部門や店舗がどういう施策に取り組もうとしているのかなどを取りまとめ、費用対効果を考慮しながら割り振っていく業務を担当していました」

8回にわたる説明で痛感。大事なのは「自分の目」

経営企画部で大塚は忘れられない経験をした。当時の上司にある案件を説明したときのことだった。
「所管部が起案した稟議書を私が説明し決裁をもらうことになったんです。自分なりに綿密に下調べし、質問に備えて万全の準備をしたと思っていたのですが、案件の基本的なところの理解が足りておらず、了承いただくことができなかったんです」
大塚は、その後何度も説明を重ねることとなる。すべてについて了承をもらうまでに、なんと8回を要した。
「『説得力がない。本社でイスに座って調べているだけじゃなく、自分の目で見てくるぐらいのことをしたらどうだ』という指導を受けたのをよく覚えています。それ以外にも、説明に行くたびに自分の至らなさを痛感する指摘を受けました。8回目の説明でようやく了承を得た際、私の目をしっかり見て書類を返してくださったときのことは忘れられませんね」
先輩からは「普通はあんなに付き合ってはくれないぞ」とも言われた。苦しい経験だったが、ターニングポイントになったとも思っている。「本社でイスに座って調べているだけではだめ」という言葉は、その後も常に意識し続けている。

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大事なものが見えてきた広島での2年間

経営企画部という会社の中枢からエリア本部、直営店という前線へ。
大塚は本社で目にしてきた稟議書の一文の背後にある様々な現実を目の当たりにし、それを想像できていなかった自らを恥じた。

本社での自分が見えていなかったこと

経営企画部では4年にわたって勤務した。5年目からは中国エリア本部と広島支店で仕事をすることとなった。エリア本部では郵便局でのキャンペーンに必要な段取りを組むなどの営業支援を、支店ではローンサービスに関する仕事を担当した。
「自分がいかに『知ったつもり』で仕事をしていたか痛感しました。本社においては、稟議書の一文、数字の一桁として表されているものが、現場では目の前の現実として現れます。社員はどのように思い、どのような工夫と苦労を経て、サービスや数字を現実化させていくのか、それを資料の一部ではない現実として実感できたことで物事の見え方が変わったと思います」
入社当初も店舗で勤務していたが、当時とは全く違う視点を持てたと大塚はいう。「自分の目で見てきた」からこそ、自信を持って業務にあたれるようになった。
「恥ずかしながら、本社時代は店舗からの提案に対し『これは違うだろう』と簡単に口にしてしまうこともありました。現場における様々な“事情”に思いを馳せることができなかった自分は、本当に子供だったなと思いますね」
経営企画部時代、上司から伝えられた言葉の大切さが身に染みてわかった。大塚はそう話す。

ビジネスパートナーとの関係性づくりに奮闘

大塚は広島支店での仕事も印象に残っているという。キャリアを振り返ったとき、自分の適性はここにあるのかもしれないと思った仕事のひとつだ。
「支店では、不動産業者の担当者に、お客さまが住宅購入をする際などにゆうちょ銀行のサービスを使っていただけるよう、お願いしていく仕事に取り組みました。お客さまにゆうちょ銀行のサービスの内容をよく知っていただくことが大切で、『こういうときにはこのようなメリットがある』といった当社ならではの特徴をわかっていただくことや、気軽に電話をかけてもらえるような関係ができるように努めていましたね。商品やサービスより世間話をして帰って来るようなことも、ときにはありました」
広島への転勤を告げられたときは、縁遠い土地での暮らしへの不安もあった。ただ2年間の勤務で知り合いも増え、土地への愛着も強まった。
「本社に戻ることが決まったときは、率直に『もうちょっとこの仕事をしたいな』って思いましたね」
広島を離れる日が近づくと送別会の連続だったという。広島という土地で大塚が新しい仕事に、正面から向かい合い、周囲との関係を大切にしていた証だろう。

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ゆうちょ銀行の新たなミッション・地方へのファイナンス

大塚の現在の仕事は、ゆうちょ銀行による地域経済発展のためのファイナンスの可能性を探るというものだ。山間部で育った大塚にとって、大きな意義を感じる仕事だという。

ファンドを通じた地域支援に関する仕事

2018年、大塚は再び本社へ。営業部門金融法人営業部地方創生ファイナンス室にマネジャーとして配属される。
「ゆうちょ銀行は全国津々浦々にある郵便局を通じてお客さまから貯金を預かっていますが、この資金を地域金融機関と協力して地域に循環させることで、地域経済の発展、日本経済の発展に貢献していくことも重要なテーマです。私の所属する部署はその一翼を担っており、具体的には地域活性化を支援するファンドに関連する仕事をしています」
金融法人営業部地方創生ファイナンス室の主な役割は地域金融機関、ファンド運営会社との連携や調整、ファンド出資の検討に向けたデューデリジェンスやファンド出資後の運用管理だ。その中で大塚は経営会議などに用いる資料作成やファンド出資後の投資案件のモニタリングに従事する。今後はゆうちょ銀行が自らファンドを立ち上げていくことも目指しているため、投資実務を勉強することも重要な任務だと考えている。
「ゆうちょ銀行には何が求められているかを考え、ファンド出資を通じて社会に貢献していくにはどのような方法があるのか、自身の目で見て考え、自身の手を動かして貢献できることに大きなやりがいを感じています」

大塚大の現在

自分の目で見てきたもの——それが武器になる

経営企画部、エリア本部、支店、そして地方創生ファイナンス室。異動の多いキャリアだとは思う。仕事のポイントが見えてきて、「さあこれからだ」というときに、次の業務へとシフトすることになったケースも少なくはない。
「最も長く在籍した経営企画部も取りまとめる仕事が多く、専門性を磨くことが難しかったです。一つの分野に集中して取り組み、強みをつくることができている同期などを見て、自分も強みをつくっていかなければと焦る気持ちがあったのは事実です」
ただ入社以来、様々な業務を経験し、ゆうちょ銀行という会社を多角的に見てきたことこそが強みなのではないかと最近は考えるようになった。
「本社はどのように考えて意思決定するのか。それをエリア本部が地域に応じてどう具体化するのか。そして店舗はどのようにお客さまへサービスを提供するのか。それらを間近で見てこれたことは、貴重な経験だったと思っています」
本社復帰とともに、就任したマネジャーとしてチームをマネジメントする仕事も加わった。「(マネジャーを務めるのは)最初は無理! って思いました」と言って笑う大塚。しかし、これまでの数多くの経験や出会ってきた様々な立場の社員とのコミュニケーションを強みに、部下たちが成長していける環境をつくりながらマネジメントという新たな環境においても成長を続ける。

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