キャリアモデル 総合職の先輩のキャリア

旧日本郵政公社入社。郵便局ネットワーク事業部門統括部に配属となり、郵政民営化事業に携わる。郵便局株式会社勤務を経て、2012年に日本郵便株式会社所属となり、現在は経営企画部の係長を務めている。

経営企画部 2007年入社

新井 真冊Manami Arai

新井が入社したのは、まさに郵政民営化がスタートする半年前。大詰めのこの時期に、新人でありながらいきなり民営化事業に携わることなった彼女。そこから想像を超える怒涛の日々がスタートした。

Episode 1  民営化という二度と経験できない仕事に魅力を感じて

“この会社こそ、チャレンジできるところだ!”という思いで、迷わず就職

「やると決めたことは貫く」
新井真冊の意志の強さと行動力は、並ではない。大学時代は、単位を上限まで取りつつ、4年間通して居合道部での活動に打ち込み副将・統括も務めた。さらに文武両道を目指し、教員免許や図書館司書、学芸員などの資格も取得。
「とにかく忙しかったですね、社会人並みに(笑)」
そう明るく笑いながら学生時代を振り返る新井。これだけいろいろなことに挑戦していると、当然ながら就職活動を始める時期も、他の人より遅くなる。それでも、焦ることはなかった。
「就活は短期集中でした。最初から2~3か月くらいで決めるつもりで動いていましたね。実際に受ける会社も5、6社に絞っていました。でも充実した学生生活を送り4年間やり切った自信みたいなものがあったので、就活も何とかなるはずと根拠のない自信を持っていました」
彼女が“働きたい企業”として見ていたポイントは、実に明確。それは“新しいことにチャレンジできる会社”であること。当時、世間では連日のように『郵政民営化』がニュースで取り上げられていた。まさにこれほど大規模で“新しいこと”にトライできる会社は、他にはない。
「迷いは一切なく、“この会社こそ、チャレンジできるところだ!”と思い、旧日本郵政公社への入社を決めました」

重責な民営化業務をやり抜いて得た格別な開放感と達成感

新井が入社した2007年4月は、同年10月1日の民営化開始に向けて、最後の詰めの時期。通常であれば、新入社員として徐々に仕事に慣れていく時期なのだが…配属されたのはまさに民営化の最前線であるNW事業部門統括部。そこでは、想像を超える怒涛の日々が待ち受けていた。
「新入社員研修を経て配属されたのが6月。民営化まであと4ヵ月というタイミングで、荒波の中にいきなりダイブしたような感じでした」
新人といえど、ゆっくりと教えを乞う時間はない。上司、先輩の指導やフォローを受けながらも、自らできることを見つけ精一杯尽くし、大事業に関わっているという責務を感じつつ夢中で仕事に取り組んだ。
そんな中、今度は『民営化対策室』のメンバーに抜擢される。ここは10月1日を中心に前後1ヵ月、トータル2ヵ月にわたり限定で開設された特殊チーム。民営化前後に起こる諸々の問題が集約される場所、いわば民営化をスムーズに導く“最後の砦”のような場所だった。
常務から新人まで1つのテーブルでチーム一丸となり、次々寄せられる問題にスピード感を持って対処。国も、会社も、誰もが経験したことのない難問ばかり。期間限定ながら非常に濃い時間と、学ぶことの多い仕事となった。
「民営化スタートから1ヵ月後、最後にチームを解散するときに掛けていただいた『お疲れさま』の言葉が、本当に胸にしみました。あの日は、格別な開放感と達成感を味わいました。印象が強烈過ぎて、ちょっとやそっとの達成感では、あの記憶は上塗りできないですね」

入社4年目で子どもを授かった新井。「就職するときから働き続けることしか考えていなかった」という言葉どおり、育児休暇が明けるとすぐに職場復帰。

Episode 2  育休復帰後も次々と“新しいことにトライ”

育休復帰後に改めて感じた働きやすさと、仕事のやりがい

民営化後は、郵便局株式会社の法務部をジョブローテーションで経験し、2009年に経営企画部に配属。ここで新井は、また新たな経験をすることとなる。それは、出産。1年間の育児休暇を経て職場に復帰した彼女は、仕事に対して自身の意識が大きく変化していくのを感じていた。
「それまでは、どんな仕事をするにも自分のペースで自由にやっていました。けれど子どもがいるとそうはいかないという…。当たり前のことなのですが、身をもって実感しました」
戸惑うのも無理はない。それまで社内では総合職として出産・育児休暇を経て職場復帰した例がなかったからだ。復帰後しばらくは時短勤務でこなしていたが、仕事を途中で切り上げて退社しなければいけない日もあり、「そんなときは、とてもストレスを感じました」と語る。やると決めたことは、すべてやり切るという意志の持ち主だけに、折り合いをつけるのは難しかったようだ。
「でも徐々に割り切って気持ちを切り替えられるようになっていきました。仕事と育児を両立させるには、この割り切りも大事なんだなと思っています」
意識が変われば、行動も変わる。徐々に効率よく仕事をすすめるポイントもつかんだ。周りのメンバーは、そんな彼女を必要なときにはサポートしつつ、だが決して特別扱いはしない。
「『女性だからできないでしょ』というのもないし、『女性だから任せるよ』ということもない。男女差を意識しないで仕事ができるのはありがたいですね。これこそ“女性にやさしい職場”だなと、とても感謝しています」

人に感謝される仕事ができたとき、それまで以上に充実感を覚えた

ママになってからも、新井の“新しいことにトライ”はまだまだ続く。復帰の翌年には、経営企画部の主任に昇格。さらにその1年後には関東支社で損益・人事担当の主任を経験した。
関東支社では、郵便局へ訪問し、そこで地域に密着して働く社員の生の声をヒアリング。自ら考案・作成した営業ツールを提供したり、局⇔局、本部⇔局間の情報共有をすすめたりと、持ち前のコミュニケーション能力をフルに発揮し、精力的に取り組んだ。そして人に感謝される仕事ができたと感じたとき、それまで以上に充実感を覚えたという。
「営業ツールを提供した方から『新井さんが作ってくれたおかげで、営業がしやすくなったよ、ありがとう』と言っていただいたり、ヒアリングをさせていただいた方に『話を聞いてくれて、ありがとう』という言葉をかけてもらったり。本当に些細なことなんですが、とてもやりがいを感じました」

現在、経営の根幹に関わる会議の運営を取り仕切る部署の係長として活躍。そして部下をマネジメントする立場として、仕事の悩み、そして子育ての悩みに至るまで話し合う。働く女性のロールモデルとしての使命を、いま新井は感じている。

Episode 3  総合職として、働く母として、ロールモデルに

経営の根幹に関わる重要な会議をスムーズに進めるために細心の準備を

新井は現在、経営企画部の係長を務めている。経営企画部は会社全体の企画・調整を行っている部署。彼女はその中で、会議担当を務めている。主な仕事としては、会議の運営、資料や案件のとりまとめなど。会議は、毎週行われる本社支社会議、経営会議、月1回行われる社外の取締役も招集する取締役会、役員ミーティング、支社長会議など、どれも社の重要事項に関わるものばかり。
「これらの会議がすべてスムーズに進むようにする、というのが業務の軸になっています。会議がある日は朝8時に出社して準備をすすめます。そして会議が終わると議事録の作成、登録案件のとりまとめ、資料の確認など、やるべき作業は多いですね」
滞りなく運営するには、準備も大切。会議で使用する資料は他部署が作成しているため、そちらと連携を取り、わかりやすい内容になるよう提案なども行っている。

また、マネジメント職を経験して、今さらのように気づいたことがある。それは「1人でできる仕事なんて、ほぼないに等しい。いろんな人と関わり合って成立するのだ」ということ。
「役職ある立場として、自分が動くのではなく、どう人に動いてもらったら仕事が回っていくのかも、考えなければいけません」
彼女のもとには、部下からさまざまな相談が寄せられる。質問には出来るだけ丁寧に答えるようにしているが、担当柄どうしても引き受けられない仕事も中にはある。
「そういったときには、ただ駄目と言うのではなく、代替案を提案したり、解決方法について一緒に考えたりするといった、相手に寄り添った仕事をするよう心がけています」

家庭も大事にしながら、仕事の達成感も得られる毎日

そしてもうひとつ、彼女自身が役目、使命として感じていることがある。それは働く母親としてロールモデルになることだ。社内ではすでに新井に続き、育児と仕事を両立しているメンバーが増えてきている。休み時間には子育ての悩みを共有しあったり、保育園のことなど共通の話題で盛り上がることも。
「育休後に復帰して働くことは、難しいのではないかと考える人も、中にはいると思います。まして総合職となると、なおさらでしょう。しかし、当社は福利厚生もしっかり整っているし、責任ある仕事もちゃんと与えてくれます。家庭も大事にしながら、仕事の達成感も得られる、そんな両立しやすい環境が整っていますから、これを活かさない手はないでしょう」
もちろん、両立するのは楽ではない。時間の制約だってある。しかし考えてみれば、制約のない仕事も、大変でない子育ても、そもそもないのだ。要は、自分自身がどこまでやるか「すべて自分次第、ですね」
「不安な気持ちもわかります。でも『大丈夫、新井さんのようにやればいいんだ!』と思ってもらえたらいいなと。そんなロールモデルになれればと思っています」
そう言ってほほ笑みながら、おなかにそっと手を置く彼女。もうすぐ心待ちにしていた2度目の出産を迎える。

キャリアモデル 日本郵便株式会社 一覧

地域基幹職、エリア基幹職、業務職・営業職、一般職の日本郵便株式会社の先輩

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日本郵政グループ各社の仕事は多種多様ですが、そのいずれにも共通していることは、この国のすべての人のために汗を流すという使命感であり、お客さま一人ひとりからの信頼こそがすべての仕事の源にあるという自覚です。働き方は生き方です。日本郵政グループでは、いろいろな支え方で、たくさんのプロフェッショナルが活躍しています。