キャリアモデル 総合職の先輩のキャリア

かんぽ生命

商品開発部
2008年入社

野村 雅志

Masashi Nomura

2008年入社。商品開発部、保険金部、岐阜サービスセンターの順に配属され、企画やマネジメントの経験を積む。2017年に商品開発部へ異動し、新商品の企画や販売に向けた業務の進捗管理を担当している。

重い責任の仕事の中で、
知識の増強に励んだ
入社からの数年。

就職活動では金融業界を志し、
意識は「増やす」から「守る」へ。
そこで出会ったのが生命保険だった。
最初の業務は資料のネガティブチェック。
ミスが許されないプレッシャーを感じながらも
保険に関する知識を蓄えた。

お金を「守る」金融を目指して。
何かを変える企画づくりに関心。

野村が自身の就職活動を振り返る。
「就職活動では金融業界を中心に検討していました。当初は『お金を増やす』ことでお客さまや社会に貢献しようと考えていたので、銀行や証券会社を志望していました。でも、活動を通して考えを深めていく中で『お金は必要だけれども、それだけでは幸せになれるものではない。幸せや楽しさといったものの大部分は、お金以外のもので構成されているのではないか』と感じるようになったんです」
そして野村は「お金を守る」金融に携わりたいと意識するようになる。それが生命保険会社を志望するきっかけとなった。そしてかんぽ生命と出合うこととなる。
「もうひとつ、将来を考える上で影響があったことといえば、アルバイトでやっていた塾講師ですね。英語を教えていたのですが、通っている生徒の学力差の幅を感じ、それに合うようにカリキュラムを変えることを提案したことがあったんです。カリキュラムの変更は認められませんでしたが、熱意が伝わったのか別枠の授業の企画を任せてもらえたんです」
物事をより良くするために、何かを考えて企画し実現させていく。自らが仕事に求めるものがうっすらと見えてきた体験であったという。

最初の仕事で感じたプレッシャー。知識蓄える機会に。

2008年に入社した野村が最初に配属された部署は商品開発部。その名が示すとおり、「企画」の色合いが強い配属先であったが、担当したのは販売が決まった商品のパンフレットの内容の審査や、過去に販売していた商品の約款(契約条項)のメンテナンス、現場からの照会への対応などであった。
「商品に関する印刷物などは商品部門で確認するというフローがあります。私はその担当でした。印刷物のロット数が大きく、印刷ミスは数億円の損失につながることがあるので、プレッシャーをかなり感じていました。家に帰りシャワーを浴びながら「はあーっ」とため息をついていたこともありましたよ(笑)」
商品開発をするんだと意気込んで仕事に臨んだ野村としては、何かを創り出すことと距離のある仕事にやや面食らった部分もあったという。
「当時は若かったので、悶々としていたと思います。でも今思えば、最初の仕事で商品に関する専門的な知識を正しく身に付けられたことは非常に大きかったと思います」
野村は、想像とは違ったキャリアのスタートとなったが、「知識の修得」という大きな強みを自らの中にしっかりと定着させた貴重な機会であったと振り返る。

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保険金部で企画に挑戦する機会を得る。開けてきた視界。

保険金部に異動し、保険金の請求の新しい仕組みづくりに従事し、チャレンジングな日々を送る。
そこで感じたことは、若い社員にも挑戦させてくれる環境への感謝であった。

意義のある提案であれば、キャリアを問わず受け入れる社風。

入社5年目、野村は保険金部に異動し、企画に本格的に携わることとなった。野村は、ターニングポイントとなったという業務について話した。
「担当したのはお客さまに保険金を漏れなくご請求いただく仕組みを構築する業務です。具体的には、支払手続を行う各サービスセンターで、保険金をご請求されたお客さまに差し上げる一部の書面を手作業で作成・送付していたため、サービスセンターの負担になっていました。この仕組みを、本社でデータを一括して抽出し、お客さまに差し上げる書面を作成・発送する仕組みに変更したことにより事務の軽減につながり、サービスセンターの皆さんに喜んでいただけました。
そのほか、お客さまが保険金のご請求で郵便局に来局された際、お客さまが複数の保険契約に加入されていたときは、どちらの保険契約が保険金の支払対象になるかの確認に時間がかかり、場合によってはお客さまを長時間お待たせしてしまうこともありました。そこで、どのような契約状況のお客さまが来局されても、ご請求できる保険金の内容・請求時の必要書類を正確にご案内するためのシステムを作りました。具体的には、郵便局でシステムに必要項目を入力すると、その場でご請求できる保険金の内容・請求時の必要書類がわかる仕組みです。このシステムを導入することで、お客さまに素早く正確にご案内ができ、保険金をより正確にお支払いできるようになりました」
こうした業務に取り組みながら、野村の意識は変わっていった。
「意義のあるアイデアや企画であれば、役職や勤続年数にかかわらず実現が可能な会社であることがわかり意欲が湧いた。若手社員を後押ししてくれる上司がいて、とても嬉しかったことを覚えています」

「自分の役割」を超えて、大きな視野で考える。

野村には保険金部で忘れられないエピソードがあるという。新しい仕組みをつくる際にはシステムの構築が必要だ。そして、企画部門は何をしたいのか、どのように実現するのか、その中でシステムはどのような役割を果たすのかをシステムの構築を託す協力会社に十分に伝える必要があった。
「当時の私はそういった情報をうまく伝えることができず、仕事が前に進まなかった。そのとき、協力会社の方がこんなことを言ってくれたんです。
『我々の役割はシステムを構築し仕組みを機能させること。情報などが不十分でも何とかカバーして進めます。それが我々の仕事なのです』
この言葉を聞き、「与えられた役割をこなすこと」で満足していた自分の姿勢が何だか恥ずかしく思えてきました」
この言葉をきっかけに、野村は会社や組織が掲げる大きな目標を意識し、それを実現するために働くことが仕事だと考えるようになった。
「問題が発生した場合は、担当にとらわれず自分に何かできることはないかを考えるようになりました。『どうしてうまくいかないんだ』から『どうしたらうまくいくのか』と、状況を前向きにとらえられるようになったと思います」

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サービスセンターでマネジメントを学び、再び商品開発部へ。

保険金部を離れサービスセンターへ。チームを動かしていくためのマネジメントを学び、その後商品開発部へ異動。
野村が今こだわっているのは「シンプル」という言葉だ。

商品の立案から、販売に向けた段取りを管理。

野村は、約3年半の保険金部での勤務を終え岐阜サービスセンターに赴任する。サービスセンターでの実務を通じて、あまり携わることがなかったマネジメントを実践から学ぶこととなった。当初は自分に届けられる多くの声をどのように受け止めて行動すればよいか戸惑うことがあったというが、約2年間、チームを動かしていく方法を学ぶ貴重な機会を得た。
そして2017年4月、商品開発部に異動する。2度目の配属で任された仕事は商品開発だ。新商品の企画と新商品の販売準備の進捗管理を担う。新商品の企画は、ニーズ調査、他社調査、各種統計分析、支店や郵便局へのヒアリング等に基づき企画案を練り、その商品を当社で取り扱うことができるかを検証し、社内の意思決定を得ていく業務だ。販売準備の進捗管理は、ゴーサインが出た新商品を形にするための各部との調整や業務の進捗管理を行っていく。野村は、タスクの洗出しやスケジュールの策定、業務の振り分け、各部との調整や問題が生じた際の対応等を担っている。
「2度目の企画の仕事は、形になっていない新商品が相手なので、より難しさを感じていますね」

野村雅志の現在

社会を変えていく。それに従事できるワクワク。

野村は、今の仕事を「大げさにいえば、未来を創造しているということ」と表現する。
「新しい仕組みや施策を企画し実現させることは、社会を少しずつ発展させ、良い方向に向かわせていくことでもあります。そう考えると、仕事に対してワクワクする気持ちや、最善を尽くしたい、絶対に成功させるという気持ちが自然と湧いてくるんです」
今、野村がこだわっているのは「シンプル」という言葉だ。かんぽ生命の商品は全国津々浦々、さまざまな方が利用する。商品やサービスはどのような方にもわかりやすいシンプルなものである必要がある。それは明確な個性と言っていいだろう。
「商品やサービスをシンプルなものにしていくプロセスでは取捨選択が必要になります。『何を残せばよいか』を考えることは、お客さまにとって真に必要なものは何かを考えること。シンプルさにこだわっていくことで、お客さまにとって真に必要な商品・サービスを生み出せることができるのではないかと思っています」
思索にふけるときは、ノートに愛用のペンで書き込みながら——がルーティンだという野村。今日も本当に必要なものだけを残し、多くの方から長く愛される洗練された商品・サービスづくりに挑んでいる。

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